はじめに

皆さん、こんにちは。パソコンスクールで長年インストラクターを務めております神永です。
「生成AI」という言葉を耳にしたことはありますでしょうか?もしかしたら、テレビやニュースでその名前を聞いて、「また新しいITツールか…」「どうせ私には難しくて使いこなせないだろう」と、尻込みしている方もいらっしゃるかもしれませんね。特に、普段パソコンを使うのが少し苦手だと感じている方にとっては、そう思うのも無理はありません。
私もこれまで多くの生徒さんと接してきましたが、新しいテクノロジーに対する不安や苦手意識は、皆さんが想像する以上に一般的なものです。しかし、今日は皆さんのその認識を少し変えていただきたいと思い、筆を執りました。
実はこの「生成AI」、パソコン操作に自信がない方や、普段からITツールを使うのが億劫だと感じている40代から60代の社会人、そして個人事業主の皆さんにとってこそ、救世主となり得るツールなのです。
今回は、「はじめての生成AI」として、なぜパソコンが苦手でも仕事に使えるのか、その理由と具体的な活用方法を、私の経験を交えながらわかりやすくお伝えしていきます。
「生成AI」とは何か? — 難しくない、その本質

まず、「生成AI」が一体何なのか、専門用語を抜きにしてご説明しましょう。一言で言えば、「あなたが言葉でお願いしたことに対して、文章やアイデア、画像などを『生成』してくれる、まるで賢い秘書やブレーンのようなコンピュータプログラム」です。
想像してみてください。あなたは何か疑問に思ったときや、手伝ってほしいことがあるとき、誰かに話しかけますよね?「これについて教えてほしい」「こんな文章を書いてほしい」「この企画のアイデアが欲しいんだけど」と。生成AIも、まさにそのように「言葉」で指示を出すだけで、あなたが望む「答え」や「成果物」を返してくれるのです。
従来のパソコン操作では、特定のソフトウェアを立ち上げ、その機能やボタンの意味を覚え、複雑な手順を踏む必要がありました。しかし、生成AIの多くは、チャットをするようにテキストを入力するだけで使えます。まるで人間と会話するように、あなたの指示を理解し、その場で新しい情報を生み出してくれる。この「自然言語でやり取りできる」という点が、パソコンが苦手な方でも生成AIを使いこなせる最も大きな理由なのです。特別なスキルは一切必要ありません。必要なのは、あなたが「何をしたいか」を言葉にする力、ただそれだけなのです。
パソコンが苦手な方でも「生成AI」を仕事に活かせる具体的な理由

なぜ、ここまで私が「パソコンが苦手でも生成AIは使える」と断言するのか。それには、明確な理由がいくつかあります。
皆さんが「パソコンは難しい」と感じる要因の一つに、「専門用語が多い」「操作が複雑」という点があるのではないでしょうか。ソフトウェアの使い方を覚えるだけでも一苦労、ましてやプログラミングなんて…と敬遠する気持ち、よくわかります。
しかし、生成AIの基本的な操作に、プログラミング知識は全く必要ありません。使うのは、キーボードでの文字入力だけ。まるでLINEやメールで友達とやり取りする感覚で、生成AIに「〇〇について教えて」「〇〇の文章を書いて」と指示を出すだけです。難しいコマンドを覚えたり、特定のボタンを探したりする必要はありません。
仕事をしていると、「さあ、始めよう!」と思っても、何から手をつければいいか分からず、手が止まってしまうことはありませんか?特に、ゼロから企画を考えたり、白紙の状態から文章を書いたりする時、「アイデアが出てこない」「書き出しが思いつかない」といった壁にぶつかりがちです。
生成AIは、この「とっかかり」の悩みを劇的に解消してくれます。「新しい事業のアイデアを3つ提案して」「営業メールの導入文をいくつか考えて」といった漠然とした指示でも、瞬時に複数の選択肢や方向性を示してくれます。ゼロから考えるのではなく、「選ぶ、修正する」という負担の少ない状態から作業を始めることができるのです。
生成AIは、まさにそうした苦手な作業の強力なアシスタントになってくれます。例えば、箇条書きのメモを渡せば、きちんとした報告書の下書きを作成してくれます。長い会議の議事録を渡せば、要点を数行でまとめてくれます。商品名とターゲット層を伝えれば、魅力的なキャッチコピーを複数提案してくれます。
【ターゲット別】「生成AI」の活用事例

- ブログ記事のアイデア出し:ターゲット層に合わせた構成案を瞬時に作成。
- SNS投稿文の生成:親しみやすいトーンでのキャッチコピー提案。
- メール定型文の作成:丁寧なお礼や案内文の自動生成。
- 議事録の要約:長い会議のポイントを数秒で抽出。
- 資料の構成案:プレゼン資料の骨子作りをサポート。
- 情報収集:最新トレンドの要約。
「生成AI」へのよくある誤解とアドバイス

誤解1:「難しそう」
大丈夫、チャットの延長です。普段使っているブラウザからアクセスするだけで始められます。
あくまで「アシスタント」として。最終的な確認は人間が行うというスタンスが重要です。
道具は使い手次第。包丁が料理人を助けるように、AIもあなたの「相棒」になります。
機密情報は入力しない。ガイドラインに沿って安全に利用しましょう。
はじめの一歩を踏み出しましょう!

CopilotやChatGPT、Claudeなど無料ツールからアクセス。インストール不要です。
「今日の天気は?」といった日常的な問いかけから慣れていきましょう。
「役割」や「条件」を具体的に伝えると、回答の質が劇的に変わります。
まとめ

「パソコンが苦手だから」と、新しい技術に蓋をしてしまうのは、本当にもったいないことです。生成AIは、皆さんのこれまでの常識を覆すほど、身近で強力なビジネスツールです。専門知識がなくても、言葉で指示を出すだけで、日々の業務の効率を飛躍的に高めてくれます。
食わず嫌いをせずに、まずは一歩を踏み出してみてください。その小さな一歩が、皆さんのこれからの仕事のあり方を大きく変える可能性を秘めています。私は、皆さんが生成AIという新たな「相棒」を手に入れ、これまで以上に充実したビジネスライフを送れるよう、心から応援しています。
あなたのキャリアの第2章が、ここから始まります。

